4.もっと、おいしい食を世界に広げるために

全国へ、そして世界へ、より多くの人びとにおいしい食を提供し続けること

食のインフラとしておいしい食を届ける

「ほっともっと」「やよい軒」は国内外に約3,000店舗を展開し、1年間に約3億の食事をお客様に提供しています。「おいしい」「飽きさせない」を求めて豊富なメニューを提供し、新たなメニューを開発する努力を続けています。その国の好みを考えたオリジナルメニューも展開しています。海外では近年、日本の日常の食事(定食)は、ごはんを中心にたくさん野菜を食べるため「ヘルシー」であるとして、高い評価を得ています。日本から海外へ、だけではなく、海外で成功したらそれを逆輸入する、そういった未来も見据えています。

日本の食文化を明日へ、世界へ

食のインフラの使命

食を提供し続けるという点では、台風や地震などの災害でライフラインが止まってしまったときなどに、いち早く食を提供できるように心がけています。それは食のインフラとしての使命です。電気が使えなくてもガスが使えればごはんを炊くことができ、ガスコンロで作れる商品もあります。災害時は安全を確保しつつ、どういう形でも食を提供し続けることを考えます。これまでも、災害に遭われた地域の方々から冷たい食事が多い避難生活の中で、温かいごはんが食べられるということに感謝の声をいただきました。これからも食で人びとを支えていきます。

おいしいごはんをお客様に提供するために

厳選された国産のお米を使用し、鮮度の良さにこだわっています。全国に4カ所ある自社を含む精米工場で精米し、精米したての鮮度の高いお米を各店舗に届ける。お店ではできる限り炊き立てのごはんをお客様に提供する。弁当でも定食でも、ごはんのおいしさは最も重要なもののひとつだと考えます。

ただ、お米は銘柄により様々な味や特徴があります。年間を通してお米の品質や味を一定に保ち、安定的に供給するため、独自のノウハウにより自社でブレンド・精米します。このブレンドは、お米の担当者が産地に足を運び、毎年の各地のお米の出来栄えや品質を把握し、どう組み合わせるか考えぬいて作られるもの。年間を通して変わらずおいしいごはんを食べていただくためのこだわりです。

同じ品質を届けるための努力

お客様においしいものを届け続けるには、調理経験のない従業員でも、同じ品質で作れるように作業の標準化を徹底しています。その調理手順を全従業員に浸透させる仕組みを作り、そして海外の店舗でも同様の仕組みを作っています。調理をする店舗従業員に私たちの飽くなき食への精神を伝え、厳密にルールを守っていく。それにより「食を広げる」を実現していきます。