米文化継承番組 BBC Earth Production for Plenus|The Story of Rice

番組紹介

世界中の国で、様々な調理法で食べられている米。
日々各国の食材に接しているアイルランド出身の著名な女性シェフ、レイチェルアレンさんは米を学ぶ旅にでます。行き先は白いごはんを中心とした食文化をもつ国、日本です。外国人が真っ先にイメージする日本の米料理は寿司ですが、もちろん米の食べ方はそれだけではありません。日本ではどのように米を食べているのでしょうか。

東京、京都、長野。各地を旅するレイチェルさんの目を通して、米を中心として広がる豊かな日本の食文化と、米と共に生きてきた日本の姿が見えてきます。

  • Rachel Allen レイチェル・アレン

    アイルランド・ダブリン出身。アイルランド南部コークにある世界的に有名なバリーマルー料理学校で教える傍ら、テレビ出演、作家、ジャーナリスト、そして母親の仕事をこなす。その人気はイギリスとアイルランドだけにとどまらず、出演するテレビ番組の注目度は国際的に上昇し続けており、彼女が出演するテレビシリーズは27か国33チャンネルで放送されている。また、世界中で200万部以上を売り上げている11のベストセラー調理本の著者でもある。

お知らせ

2017.12.14.

「BBC LIFE STYLE ASIA」で2018年1月8日より放送されます

番組のみどころ

米を学ぶ旅。白いごはんを主食とする日本へ

アイルランド出身のシェフ、レイチェルさんは、これまで数千人の生徒に料理を教えてきました。教室で各国の食材を使う中で、世界で16億人が食べている米に注目。最もシンプルな調理法の「白いごはん」を食べる日本へ飛び、米を学ぶ旅に出ます。レイチェルさんが提唱するのは「シンプルで誰でもつくれる家庭料理」です。日本の一般的な食卓では、米はどのように食べられているのでしょうか。米研究の権威、佐藤洋一郎先生と一緒に若者で賑わう京都府立大学の学食を訪れます。

命をつなぐ食べ物であると同時に、文化も創ってきた米

旅先でレイチェルさんは様々な日本食と出会います。茶事で供される格調高い「茶懐石」、修行に励む僧侶の「精進料理」でも、家庭料理と同じように「白いごはん」が中心になっていることに驚きます。こうして米を主食に選んだ日本人は、各地を豊かな米を生み出す水田に変えました。米づくりの春夏秋冬は、多くの日本人にとって懐かしさを感じる風景といえるでしょう。レイチェルさんは、この日本人の心の原風景『棚田の四季』を制作する細川護熙氏のアトリエを見学。そこに描かれた棚田の風景を一目見るために、長野の姨捨に向かいます。

長寿の秘密は、米と野菜を中心とした日本食

日本は世界でも有名な長寿国ですが、中でも長野県はトップクラスです。長生きの秘密を探るため、レイチェルさんは予防医学の専門家、鈴木信孝教授と長野小谷村へ。3世代が同居する昔ながらの農家で稲刈りを手伝った後、家族と一緒に食卓を囲みました。鈴木教授によれば長野の長寿の秘密は、栄養豊富な米と野菜。たしかに長野の食卓では、自家栽培の米と野菜、大豆や発酵食品がふんだんに使われています。にぎやかな家族団らんを通じて、レイチェルさんは米を中心とした健康的な日本の食事を学びます。

白いごはんと心温まるおかず、日本の定食づくりに挑戦

旅の最後にレイチェルさんは、日本の各地で学んだことを活かした、オリジナルの定食づくりに挑みます。その舞台に選ばれたのは、伝統的な日本家屋が建ち並ぶ京都の町屋。地元の錦市場の食材を使った心温まるおかずの中心には、羽釜で炊いた艶々のごはんがありました。
米を中心とした日本の健康的な食事スタイルは、様々な文化と共に受け継がれてきました。シンプルだからこそ、飽きずに食べられる白いごはん。炊き立ての白いごはんのおいしさは、遠く離れたアイルランドからやってきたシェフ、レイチェルさんをも魅了する力を持っていました。