1989年から続く、「ほっともっと」と児童養護施設とのお付き合い

株式会社プレナスは「ほっともっと」の加盟店オーナー様とともに、1989年から30年以上にわたり児童養護施設へ、クリスマスプレゼントを寄贈してまいりました。「ほっともっと」の店舗は日本全国のそれぞれの地域に支えられていることから、地域に対する活動のひとつとして、この取り組みがスタート。2022年も全国約350カ所の施設に映画のDVDをプレゼントすることが出来ました。毎年、各地の子どもたちや施設の方から、喜びと感謝の声を多数いただいています。
プレゼントが子どもたちの安らぎのひとときに
クリスマスを数日後に控えた12月の午後、川崎市中原区の児童養護施設「新日本学園」に、近隣で「ほっともっと」を経営する加盟店オーナーがプレゼントを携えてお伺いしました。新日本学園は4歳から18歳まで、約45名の子どもたちの生活の場です。折しも新型コロナウイルス「第8波」の到来により、子どもたちも慎重な生活をしているとのことで、職員の方々が迎えてくださいました。施設の概要や子どもたちの様子をご説明いただき、持参したクリスマスプレゼントを贈呈。
ここ数年のコロナ禍においては特に、子どもたちが思うように外出することが出来ないことも多く、「DVDの映像ソフトのプレゼントは本当に助かります」とのお話しでした。生活に必要な物品などと異なり、嗜好品やDVDなどの映像ソフトは、行政からの予算に設定されていないことから、施設で購入することはないとのこと。子どもたちはホールに集まってみんなで観賞したり、貸出ノートに記入をして個室で楽しんだりと、何年にもわたって活用してくれているそうです。
ここ数年のコロナ禍においては特に、子どもたちが思うように外出することが出来ないことも多く、「DVDの映像ソフトのプレゼントは本当に助かります」とのお話しでした。生活に必要な物品などと異なり、嗜好品やDVDなどの映像ソフトは、行政からの予算に設定されていないことから、施設で購入することはないとのこと。子どもたちはホールに集まってみんなで観賞したり、貸出ノートに記入をして個室で楽しんだりと、何年にもわたって活用してくれているそうです。
職員は父母代わりとなることが、最大の役割
児童養護施設「新日本学園」は約55名の職員が在籍しています。施設を運営するには子どもたちとほぼ同数の職員が必要になり、時間帯ごとに職員が交代で勤務をして、子どもたちの日々の生活をサポートしています。様々な家庭環境がありますが、ほとんどは親からの虐待が原因で一緒に生活することができなくなり、施設で生活することになるケースが多い状況です。
一番大事な親の愛情を受けられない子たちに対して、職員は他人ではあるけれど父母代わりとなることが最大の役割です。さながら兄弟姉妹が多い大家族のようで、家庭的な環境を整えています。低年齢層は8人程度のユニット単位で生活していますが、中学生以上になると個室での生活に移ります。また朝食や夕食などの食事は当施設で調理しているので、子どもたちが調理を手伝うシーンも見受けられます。学校給食がない高校生などには職員がお弁当を作って持たせるなど、まさに普通の家庭と同じ環境なんですよ。
児童養護施設「新日本学園」は約55名の職員が在籍しています。施設を運営するには子どもたちとほぼ同数の職員が必要になり、時間帯ごとに職員が交代で勤務をして、子どもたちの日々の生活をサポートしています。様々な家庭環境がありますが、ほとんどは親からの虐待が原因で一緒に生活することができなくなり、施設で生活することになるケースが多い状況です。
一番大事な親の愛情を受けられない子たちに対して、職員は他人ではあるけれど父母代わりとなることが最大の役割です。さながら兄弟姉妹が多い大家族のようで、家庭的な環境を整えています。低年齢層は8人程度のユニット単位で生活していますが、中学生以上になると個室での生活に移ります。また朝食や夕食などの食事は当施設で調理しているので、子どもたちが調理を手伝うシーンも見受けられます。学校給食がない高校生などには職員がお弁当を作って持たせるなど、まさに普通の家庭と同じ環境なんですよ。
映像ソフトが子どもたちの笑顔に
テレビのニュースなどの報道で、子どもの虐待についてのニュースを見聞きすることはありましたが、これまで児童養護施設との直接の関わりはありませんでした。昔に比べて子どもの虐待について社会の関心が高まってきたことから、本当に救わなければならない子どもたちが、このような施設に入れるようになってきたというお話が印象的でした。
新日本学園の橋本さんのお話しから察すると、「ほっともっと」からの毎年の映像ソフトのプレゼントは、冬休みなどの長期の休暇においては特に、子どもたちへの素敵なプレゼントになっているのではないかと感じました。生活に直接必要とされない映像ソフトや旅行などへの費用は、なかなか捻出することが出来ないと思うので、学校が休みになる長い期間などに、うまく活用してもらえ効果が高いものであると思いました。
親と一緒に生活ができないことで大変なことも多いと思いますが、多くの兄弟姉妹などの“家族”とともに過ごせるなど、楽しいことはプラスされることから、ここで得た貴重な経験を基にして、将来に向けて頑張って欲しいなと思います。