杉戸町立泉小学校の3~5年生の児童59名が、精米工場でお米について学びました
米食文化を未来へ
プレナスは全国の地域に店舗を展開していることから、その地に根ざした地域社会との連携を展開しています。その一環として毎年、埼玉県のプレナスフーズ精米工場にて、近隣の杉戸町立泉小学校3年生の工場見学を受け入れていました。コロナ禍の行動制限などで、2020年から受け入れを休止していましたが、このたび約3年ぶりに再開でき、休止中に来られなかった3~5年生の児童を受入れることができました。児童たちにとって、精米工場の見学とともにお米を中心とした食事や文化について、理解を深める校外授業を行いました。
お米を見て、ふれて、食べて学ぶ
クイズや体験を通じてお米について学ぶ3、4年生のプログラムは、炭水化物やたんぱく質、脂質などから、お米に含まれている栄養素を当てるクイズで、競い合うように手を挙げて自分の答えを発表していました。
その後は、稲穂が食べられる白米になるまでの過程まで、段階を追って加工することを知ってもらうために、収穫前の「稲穂」、収穫後(脱穀後)の「籾」、籾殻を取り除いた「玄米」、糠を取り去った「白米」の流れを説明しました。児童たちには、実際に籾の薄皮を自分の手で剥いてもらい、籾から玄米に加工する体験をしてもらうと、夢中になって何粒も剥いていました。
社会科で勉強する稲作が、工場見学で自分ごとに
その後は精米工場に移動して工場の従業員と同じ毛髪混入防止キャップを被り、玄米の納品から精米し出荷するまでの工程を見学。全国の米どころから集まる1袋1トンの玄米を前に日本地図を見ながら、「どこから届いたお米?」「長野米の長野県の場所はどこ?」と質問が飛び交っていました。
精米の各工程に沿って工場内を回り、フォークリフトで1トンの玄米を一気に投入する際には、その迫力に大きな歓声があがりました。精米したての米を触り「温かい!」と、玄米と玄米の摩擦で糠を除去する金芽米の特長も体感。袋詰めした精米はロボットによってパレットにきれい積み上げられ、東日本各地の「ほっともっと」「やよい軒」に納品されるため、隣の配送センターに出荷されます。