関東精米センターにて、杉戸町立泉小学校3年生の工場見学を受け入れました。
未来の世代に米食文化を伝える
プレナスでは全国の地域に店舗を展開していることから、その地に根ざした地域社会との連携を深める取り組みを行っています。その一環として、埼玉県のプレナスフーズ精米工場にて、近隣の杉戸町立泉小学校3年生の工場見学を受け入れました。炊飯体験や試食、精米工場の見学を通じてお米について理解を深めてもらいました。
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知らなかったお米の一面に驚き!
はじめに、「ほっともっと、やよい軒に行ったことがある人?」「どのメニューが好き?」と児童たちに質問をすると、「から揚げが好き!」「全部好きー!」「カレーが好き!」と勢いよく答えが返ってきました。
雰囲気が和んだところで、児童たちに一番おいしい状態のごはんを食べてもらうために、炊飯の準備に取り掛かります。自分でごはんを炊いた経験がない児童がほとんどでしたが、お米を炊く前に水につけることや、季節によって水につける時間を変更することで、より美味しくお米が炊けることを精米センターのスタッフが伝えると、児童たちは興味深々。初めて学ぶことが多かったようで、真剣にメモを取りながら聞いていました。
続いて、お米についてもっと興味を持ってもらうために、お米から作られるものは何かを当てるクイズを出題。クイズでは、餅や煎餅だけでなく、お米が原料に使用されているスプーンがあることを知った児童たちは、とても驚いている様子でした。
美味しくなりますように!
炊飯は3チームに分かれて実施。お米の計量や、炊飯釜に水を注ぐときは、これまでの賑やかな雰囲気が一転し、慎重且つ丁寧に作業を行っていました。
最後にチームみんなで「美味しくなりますように!」と心を込めて炊飯器のスイッチをいれ、工場見学へ向かいました。


工場見学でお米への理解をさらに深める
精米工場では、玄米が白米になるまでの工程を学びます。工場入口に、全国有数の米どころから仕入れた玄米が入った1トンの袋がたくさん並んでいるのを見て、児童たちはその迫力に驚きを隠せない様子。
精米センターのスタッフからは、「ほっともっと」「やよい軒」で使用している金芽米の特長について説明。どのような工程で、玄米と同じような栄養とおいしさを保った金芽米となっていくのかを、児童たちは学びました。
他にも、フォークリフトが1トンの袋を軽々と持ち上げる姿を間近で見学したり、精米したての温かい金芽米に触れたりと、工場見学内でも初めての経験がたくさんあったようで、それぞれが気づいたことや学んだことを一生懸命メモに残す姿が印象的でした。
工場見学の最後に、児童から質問を受け付けました。「1日に、この大きな玄米の袋を何袋運んでいますか?」や「1トンの玄米が入った袋の中に何粒のお米が入っていますか?」など児童らしい質問が飛び交い、児童たちにとって学びの多い見学が無事終了しました。
ごはんのおいしさに感動!
工場見学後は、児童お待ちかねの炊き立てごはんの試食です。
この試食のために朝ごはんを減らしてきた児童もいたほど、楽しみにしていたようで、どのグループも、準備した2合のごはんをあっという間に、一粒も残さずに完食。
精米したての炊き立てのごはんに、児童たちは「いつもよりおいしい」と喜んでいました。児童たちだけでいちから準備して炊飯したことが、よりごはんをおいしく感じさせたのかもしれません。
飽食の時代、食に興味を持ってほしい
今年も杉戸泉小学校3年生児童9名を無事迎えられたことをうれしく思います。
自分たちで炊飯したごはんの試食をする際に、当社のから揚げを提供しました。みんな「から揚げ大好き!」と、とても喜んでくれ、給食前にも関わらず、ごはんもから揚げも完食してくれました。
今、日本にはいろいろな食べ物があふれており、簡単に食べ物が手に入る飽食の時代です。
児童たちは精米工場見学を通して、お米が私たちの口に入るまでにたくさんの人の手が加わっていることを学んでくれました。特に、炊飯体験や工場見学での児童たちの初めて見るものに対する眼差しが非常に印象に残っています。
今回の精米工場見学で学んだことを忘れず、これからも食べることに興味を持ち続けてくれればと思います。
株式会社プレナスフーズ 精米センター担当