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育成日記

2025/11/11

\茅場町あおぞら田んぼプロジェクト報告/ 11月5日、秋の田起こしを行いました。

茅場町あおぞら田んぼプロジェクト報告 「秋の田起こし」を実施しました!​

もう来年に向けた活動がスタートです。

11月5日 田起こしを行いました。社員有志を募り5名での作業です。

秋の作業はふたつあります。ひとつは田起こし。稲刈り後にほったらかしにしておいた固まった田んぼの土を鍬(くわ)を使って掘り起こします。底のほうの土を空気を触れさせることで土壌細菌を活発にし、土の中の有機物の分解を促進させます。そして土を細かく砕くことで植物の根が張りやすい土づくりを行うのです。稲の株元はきれいに土を落として堆肥にします。​                                                               もうひとつはたい肥づくり。脱穀・籾摺りの後に残った稲わらや籾殻(もみがら)と株元を堆肥にする作業です。

今年は社員5人が参加しての作業です。まずは田んぼに残っている株元を抜いて、手作業で根についた土をひとつずつきれいに落とします。地味ですが、410株すべてやるのはかなりの重労働です。黙々と作業を進めました。株をすべて抜き終わったら、鍬で土を掘り起こしていきます。こんな小さな田んぼですが手作業でやると汗だくになります。​

​「たい肥づくり」は、田んぼの一角を板で仕切って「コンポストスペース」を作ります。材料はあおぞら田んぼの稲わらと籾殻、稲の株元、精米の際に出た米ぬか、そしてたい肥の栄養価を高める魚粉です。稲わらはそのままだと長いので20㎝前後にカットし、その他の材料と交互に重ねていきます。水で適度に湿らせることも重要です。今年は収穫量は少なかったのですが、稲わらの量が多くたい肥づくりに時間がかかってしまいました。ここからは来春まで微生物の働きで材料が分解されるのを待ちます。腐敗でなく発酵分解が進むよう定期的に空気を入れるたい肥返しを行っていきます。冬の間もその様子を発信していきます。​​

最後にレンゲの種を撒きました。田んぼにレンゲを植えるのは、土壌を肥やす「緑肥(りょくひ)」として利用するためです。レンゲはマメ科の植物で、根に共生する根粒菌が空気中の窒素を植物が利用できる形に変えてくれるため、そのまま土壌にすきこむことで肥料となり、稲がよく生育すると言われています。​

​今後もあおぞら田んぼの活動の様子をSNSやホームページで発信していきますので、あたたかく見守ってくださいね。