茅場町あおぞら田んぼプロジェクトの今年最後の活動となる「脱穀・籾摺り体験」を阪本小学校で行いました。
阪本小学校5年生の子供たち27名が参加してくれました。
まずは今年1年間の活動を動画で振り返ります。田植え以前の「田起こし」や「代掻き」の様子から、実際に自分たちが体験した「田植え」や「稲刈り」を思い出しながら見入っているようです。
今回の体験はまずは「脱穀」からです。飲料の紙パックを使用して「籾」を稲穂から脱穀していきます。稲穂の先の籾の部分を紙パックの中に入れ、パックの口をしっかりと閉じて稲穂を引っ張ると「籾」だけがポロポロと紙パックの中に落ちていきます。こうやると子どもの力でも簡単に「脱穀」することができます。
次の「籾摺り」では、脱穀した「籾」をすり鉢に入れ、野球の軟式ボールを使ってこすり合わせて「籾殻」を取っていきます。力とコツのいる作業に苦戦しながら頑張っていました。
「籾」が取れたら紙皿に移し、息を吹きかけて重量の軽い「籾殻」を飛ばして「玄米」だけを選別していきます。
7つのテーブルに分かれての作業でしたが、各テーブルごとに脱穀・籾摺りした「玄米」を集め、精米器で精米します。
2025年度のあおぞら田んぼの収穫量は玄米で3,577g、精米後3,182gでした。
昨年の記録を越えることはできませんでしたが、みんなで1年間頑張った結果です。
収穫したお米は少しずつですが、子どもたちに配りました。
6年目の「あおぞら田んぼプロジェクト」も無事終了です。今年も子どもたちがこの活動を通じて「お米」に対する興味や理解を深めてもらえたなら最高です。来年以降は児童数が増える予定で、いろいろと運営を考えないといけないのです。
秋から冬にかけては来年に向けての土づくりです。小さな田んぼとはいえ機械を使わずに作業するのでまぁまぁ大変です。その様子も定期的に発信していきますので忘れたころに育成日記を覗きに来てください。今後も応援よろしくお願いします!
■参加したスタッフ(社員)の感想■
・一つひとつの課題に前向きに真剣に取り組む姿は、大きな喜びと感銘を与えてくれました。
・数年後には当社や飲食業界のメイン購買層となる小学5年生の彼らが、「米作り」を経験したことで、少しでも「米食」に意識を向けてくれたらと感じました。
・子どもたちとの活動を通じて、自分も「米作り」の大変さや収穫の喜びを感じることができました。
