CHALLENGE米づくりへの挑戦

2022.03.17

米づくり素人が挑むスマート農業 開設編

今年から新たな生産地となる「庄内三川ファーム」が誕生しました。山形県・庄内地方は日本有数の米どころ。「加須ファーム」で得たスマート農業のノウハウを活かしながら、新たな取り組み「乾田直播栽培」にもチャレンジしていきます。

庄内地方について

この度、プレナスの米づくり2番目の生産拠点として、山形県に「プレナス庄内三川ファーム」を開設いたしました。庄内地方は山形県の北西部に位置し、東側は出羽山地をはじめとした山々に囲まれ、西側は日本海に面した広大な平野が広がる自然豊かな地域です。また、庄内平野は日本有数の米どころであり、お米を作るのに適している要因がいくつもあります。その一つが、水が豊富なところ。春になると周囲の山々から雪解け水が流れ込み、夏まで田んぼを潤します。夏は日照時間が長く、昼夜の寒暖差が大きいこともお米にとって重要な要因です。広大な平野には四角く区切られた田んぼが並び、大型の機械で効率よく作業することが出来ます。お米の作り手には魅力的な場所で、今年から生産活動を行っていきます。

 

生産品種は「はえぬき」と「ひとめぼれ」

プレナス庄内三川ファームは、庄内地方のほぼ中央に位置する「三川町(みかわまち)」に事務所を構えます。メンバーは加須ファームで1年経験を積んだ1名と、新たに加わった1名の2名体制です。今年は三川町で約1.8ヘクタール、近隣の庄内町で約1.2ヘクタールの圃場で生産を開始します。そこで栽培する品種は、「はえぬき」と「ひとめぼれ」です。「はえぬき」は山形県が誇る、最高食味ランクの特Aを獲得し続けている美味しいお米です。「ひとめぼれ」はコシヒカリに次ぐ生産量で、全国で作られている人気の品種です。新しいトラクターも納車され、雪解けとともに行う作業の出番を待ちます。

 

2つの直播栽培

プレナス庄内三川ファームでは、「湛水直播栽培」と「乾田直播栽培」の2つの直播栽培を行います。「湛水直播栽培」は加須ファームで行っていますが、「乾田直播栽培」は初めてのチャレンジになります。これからの稲作は規模化と効率化がカギ。できるだけ少ない人数で大規模な圃場を管理できるように、2つの直播栽培技術を身につけていきます。