CHALLENGE米づくりへの挑戦

2022.11.08

米づくり素人が挑むスマート農業  2022年収穫

加須ファームと庄内三川ファームでは、9月下旬から10月上旬にかけて稲刈りが始まり、収穫の時期を迎えました。この瞬間は、今までの苦労や困難が報われます。両ファームの収穫の様子を紹介します。

1年間の集大成、収穫へ

加須ファーム、庄内三川ファームとも、5月の上旬からドローンによる播種を行ってから約5ヶ月と少し、梅雨や夏の酷暑を乗り越え、1年間の集大成である収穫の時期を迎えました。

加須ファーム稲刈り

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加須ファームは圃場1枚当たりの面積が小さいため、4条刈り(一度に4列が刈り取れる)のコンバインを使用して刈り取りを行います。操縦するメンバーも1年ぶりかつ2度目の作業ですので、コンバインの操作もスムーズにとはいきませんが、操作方法を確認しながら慎重に作業を行います。それでも刈り残しや、切り返し時に稲を踏み倒してしまうなど、無駄なく作業を行えるようになるまでには、まだまだ経験が必要です。一方で、経験の少ない社員がスムーズに、かつ安全に作業を行えるような技術や機械が開発されることを待ち望んでいます。

庄内三川ファーム稲刈り

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今年からスタートした庄内三川ファームは、30アール単位に整備された圃場ですので、加須ファームより大きな6条刈りのコンバインを使用していきます。4条刈りのコンバインに比べ、刈り取り能力の差が歴然で、間近で見ると迫力満点です。しかし、大型コンバインの事故を耳にすることがありますので、社員にはヘルメットの着用を義務付け、日々、安全には十分配慮しながら作業をしています。

感動の収穫、メンバーと喜びを分かち合う

昨年の初収穫の感動が、今でも昨日のことように思い出されます。あれからあっという間に1年が経ち、2度目の収穫を無事に終えることが出来ました。この感動を味わうために、暑い夏場の作業も乗り越えることが出来ました。

収穫後の米はオーストラリアへ

今年は、加須ファーム・庄内三川ファームとも約15トンずつの収穫量でした。これらの米は、埼玉県杉戸町にある自社精米工場で金芽米に精米され、オーストラリアの「やよい軒」へ出荷されます。海外のお客様に日本産の美味しい米をリーズナブルに提供できるよう、知識と技術の修得はこれからも続いていきます。