CHALLENGE米づくりへの挑戦

2021.10.06

米づくり素人が挑むスマート農業 田おこし~田植え編

米づくりへの挑戦前編です。生産性の高い稲作を目指す米づくり1年目がスタート!
何もかもが初めて経験で、作業や機械の操作に苦戦しながらも、田植えまで行った内容をご紹介します。

米づくり始動

2021年3月

私たちは、これまで「ほっともっと」「やよい軒」の営業、商品開発・調達、出店戦略や設備など、米づくりとはかけ離れた部署で働いていました。 誰もが農業の経験が無いながらも、埼玉県加須市へ移住し、協力関係者にアドバイスをいただきながら米づくりへのチャレンジをスタートしました。

私たちが求めているのは、スマート農業による生産性の高い米づくり。まずは農業に欠かせないトラクターを運転するために必要な大型特殊免許を取得しました。 ぎこちない操作でトラクターを運転。機材の取り付けから運転まで一筋縄にはいきませんでしたが、何度も繰り返しながら取り組みました。

全ての圃場の田おこしを終え、圃場に水を溜めておく力を良くするために畔塗りを行いました。 種の病気を防いだり殺菌するために、協力いただいている方の機器をお借りして、種子の消毒を行いました。

一つひとつの作業の意味を教えてもらいながら、ゆっくり少しづつ、でも確実に作業を行っていきます。

試行錯誤の米づくり

2021年4月

圃場に水を張り、土を砕きながら、苗を植えやすくするための代掻き。ここでも運転技術の重要性を感じました。 育てる品種は、彩のきずなやコシヒカリなど複数。この小さな種がどのように育っていくのかを想像しながら播種(はしゅ)しました。

生産性を高めるため密苗栽培も取り入れ、品種と栽培方法の組み合わせた様々なパターンの検証を始める準備をしていきます。

スマート農業×田植え

2021年5月

私たちが取り組む稲作で、最も力を入れていくのがドローンを使用した「湛水直播栽培」です。

日本での直播栽培はあまり一般的ではありませんが、省力化とコスト削減を目指し、率先してチャレンジしていきたいと考えています。 他の農機器同様ドローンを操縦するのも初めてでしたが、必要な講習を受け、約30アールの圃場を15分で終えることができました。通常の田植えでは約70分かかりましたので、大幅な時間の短縮に成功しました。

また、労力がかかる水管理では、遠隔で水位を確認できるクラウド型水管理システムを導入し、圃場に行かずにスマートフォンで給水や水量を調整していきます。

今後は、作業計画や作業記録など、日々のデータを見える化したシステムを導入し、圃場を管理します。