株主・投資家の皆様へ

2022年2月期の経営概況と業績

当期におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に加え、原油価格の高騰や商品価格の上昇が個人消費に影響を与えるなど、国内における消費活動は依然として厳しい状況にあります。当フードサービス産業におきましては、国内における緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の解除やワクチン接種の進行により改善の兆しが見られつつあるものの、新たな変異株が出現するなど依然として先行きが不透明な状況にあります。また、中食産業におきましては、消費者のライフスタイルの変化に加え、新型コロナウイルス感染症の影響によるテイクアウトやデリバリー需要の増加によって堅調に推移する一方、外食企業や飲食店のテイクアウト参入など業態の垣根を越えた競争が激化しております。
このような状況の中、当社グループにおきましては、お客様の満足度向上に努めるべく、既存ブランドの成長による更なる事業基盤の強化と、お客様や従業員の安全を考慮した店舗運営に注力しました。
既存ブランドの成長につきましては、当社グループ工場で製造した商材を活用したキャンペーン展開や業態別にターゲットを明確にした販売戦略、スマホアプリ等を活用したデジタルマーケティングやデリバリーサービス導入店舗の拡大等によって店頭売上の拡大に取り組むとともに、引き続きFC化の推進に注力しました。また、ほっともっとでは引き続きネット注文やデリバリーサービス、キャッシュレス決済の強化など非接触型へのオペレーションの改善を進めました。やよい軒ではテイクアウト需要や朝食需要の拡大により、お客様の幅広いニーズへの対応を図りました。
国内における既存店売上高前年比につきましては、ほっともっとは好調に推移しましたが、やよい軒やMKレストランは一部地域で外出自粛要請や営業時間短縮要請の影響を受けたことにより引き続き厳しい事業環境が続きました。また、海外につきましては、一部の国や地域によっては政府の要請によりテイクアウトやデリバリーのみの営業や、時間短縮や座席数限定の営業といった制約を受けるなど、厳しい事業環境が続きました。
以上の結果、売上高につきましては、ほっともっと直営店の加盟店への移管による売上高の減少があったものの、ほっともっとややよい軒の既存店売上高の増加により増収となりました。利益面につきましては、前述の既存店売上高の増加や粗利改善により増益となりました。なお、経常利益は営業外収益に各自治体からの営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金や雇用調整助成金を助成金収入として計上したこと、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、店舗等の固定資産に係る減損損失を計上したことが主な要因であります。

今後の取り組みについて

国内の市場環境につきましては、少子高齢化の進行による規模縮小に加え、リモート化の浸透やデジタル化の加速等で生活様式や消費行動が大きく変化したことによって企業に大きな変革が求められるなど、企業間競争が一層激化するものと予想されます。これに加え、新型コロナウイルス感染症の感染が再拡大するなど先行きが不透明な状況にあるだけでなく、原材料やエネルギー価格の高騰や人件費の上昇、地政学的リスクの高まりも経済活動に大きな影響を及ぼす可能性があり、引き続き厳しい事業環境が続くと予想されます。
このような状況の中、当社グループはチェーン全体の売上規模拡大と店舗収益の改善を成長戦略として継続的な企業価値の向上を目指してまいります。
ほっともっとにつきましては、引き続き当社グループ工場で製造した商材を活用したキャンペーン展開やターゲットを明確にした販売戦略の実行とともに、ネット注文やデリバリーサービス、キャッシュレス決済の強化や、ファミリー層をターゲットとした商品投入による新しい顧客層の獲得施策など、お客様の幅広いニーズへの対応で既存店売上高の増加を目指してまいります。
やよい軒につきましては、引き続きターゲットを明確にした販売戦略を実行するとともに、リニューアルしたアプリや券売機の機能を活用した販売促進施策で既存店売上高の増加を目指してまいります。
MKレストランにつきましては、ほっともっとややよい軒で蓄積してきたマーケティングのノウハウの有効活用による販売強化やマーケティング戦略の再構築によって既存店売上高の回復を目指すとともに、店舗営業力の強化や設備投資による店舗運営の効率化を行うことで収益改善を目指してまいります。
新規出店につきましては、国内は既存店舗の体制強化や今後の出店拡大に向けた高収益モデルの確立に努めるため国内48店舗を計画しております。また、海外は15店舗を計画しております。
当社グループ工場につきましては、また、当社グループ工場につきましては、製造商材数や製造量が着実に増加し安定的に稼働しております。商材原価低減による更なる収益性の向上に向けて、内製化商材を活用したキャンペーンの実施や新規商材の開発など当社グループ工場の積極的な活用による稼働率の向上及び安定稼働を目指すとともに、設備投資や各ラインの生産量に応じたフレキシブルな人員体制の構築による生産性の向上を目指してまいります。
なお、海外事業につきましては、地域特性に合わせた事業展開を推進することで事業の黒字化を目指すとともに、出店拡大に向けた新規モデルの構築を目指してまいります。

配当金について

当社は、年間配当60円または、年間配当性向50%(連結ベースでの1株当たり当期純利益)を達成する金額のいずれか高い額をお支払することを、配当の基本方針としております。
前期2022年2月期につきましては、年間配当は1株当たり60円(内、中間配当金30円)とさせていただきました。
なお、次期2023年2月期につきましては、年間配当は1株当たり60円(内、中間配当金30円)を予想しております。

株主の皆様には、引き続きご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社プレナス
  1. HOME
  2. IR情報
  3. 株主・投資家の皆様へ