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株主・投資家の皆様へ

2020年2月期の経営概況と業績

当期における外食産業は、原材料価格や物流費、人手不足にともなう人件費の上昇に加え、大型台風の上陸による天候不順の影響や、消費税率の引き上げによる消費マインドの変化など、引き続き厳しい事業環境が続きました。
このような状況の中、当社グループにおきましては、お客様の満足度向上に努めるべく、商品力や店舗販売力の強化を目指すと共に、中長期での安定的な成長を見据え、FC化の推進や海外事業の強化と同時に、当社グループ工場の活用による内製化の推進によって、さらなる事業基盤の強化に注力しました。また、ほっともっと事業におきましては、人件費等の店舗運営コスト上昇により売上を伸ばしても加盟店への移管が見込めない直営店190店舗の退店を行い、収益の改善を図りました。
「ほっともっと」におきましては、持ち帰り弁当のトップブランドとして、おいしいごはんにこだわり、厳選した高品質の国産米を使用し、店内調理によるできたてのお弁当を提供することを基本に、当社グループ工場の活用によって商品の品質向上やボリュームアップを行うなど、付加価値の高い商品の提供によってお客様満足度の向上を目指しました。また、『かつ丼フェア』や『新春初夢ごちそうフェア』など当社グループ工場で製造した商材を活用したキャンペーンの実施や、1日に必要とされる野菜量の1/3を摂ることができる『中華あんかけごはん』を販売するなど、付加価値を高めた商品でのプロモーション展開や店舗販売力の強化で、お客様の更なる満足度向上に注力するとともに、FC化の推進に経営資源を集中し事業構造の転換を図るため、直営店190店舗の退店を行い収益の改善を図りました。
「やよい軒」におきましては、素材や手作り感にこだわった定食メニューをお手頃な価格で提供することを基本に、『すき焼き定食牛肉増量キャンペーン』など当社グループ工場で製造した商材を活用したキャンペーンの実施や、痺れる辛さがクセになる『四川麻婆豆腐とから揚の定食』を提供することで、引き続きお客様の幅広いニーズへの対応を図りました。また、「ユニットFC制度」を利用して新規オーナーの獲得を積極的に行うなど、FC化の推進に取り組みました。
国内の店舗展開につきましては、16店舗の新規出店、236店舗の退店を実施し、当期末現在2,941店舗となりました。フランチャイズ展開につきましては、「ほっともっと事業」「やよい軒事業」ともに、新規オーナーの獲得及び既存オーナーの多店舗化に積極的に取り組みました。
以上の結果、連結業績につきましては。前述の退店や既存店売上高が前期実績を下回ったことが要因で減収となりました。利益面につきましては、前述の影響があったものの効率的なプロモーション展開や店舗諸経費の改善等によって、営業利益は黒字に転換し、経常利益は前期実績を上回りました。また、親会社株主に帰属する当期純損失につきましては、店舗の固定資産に係る減損損失を計上したことが主な要因であります。

今後の取り組みについて

今後の経済情勢につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響の拡大や長期化による世界的な景気減速による不確実性が高い状況にあります。また、当外食産業におきましては、原材料価格や物流費、人手不足にともなう人件費の上昇等による利益への圧迫や、消費動向の多様化が進む中で、当社を取り巻く事業環境は厳しい状況が続くものと想定されます。
このような状況の中、当社グループにおきましては、お客様の満足度向上に努めるべく、既存ブランドの成長によるさらなる事業基盤の強化と、お客様や従業員の安全を考慮した店舗運営に注力してまいります。
既存ブランドの成長につきましては、当社グループ工場で製造した商材を活用したキャンペーン展開や業態別にターゲットを明確にした販売戦略、スマホアプリ等を活用したデジタルマーケティングやデリバリーサービス導入店舗の拡大等によって店頭売上の拡大に取り組むとともに、引き続きFC化の推進に注力してまいります。
店舗運営につきましては、デリバリーサービス導入店舗の拡大に加え、「ほっともっと」では、ネット注文の増加や電子マネーの全店舗導入、決済ブランドの拡充を実施するなど、非接触型へのオペレーションの改善を進めてまいります。「やよい軒」ではテイクアウトメニューの拡大や客席への飛沫感染防止用パーテーションの設置、全店舗で「ごはんおかわりロボ」を導入し「おかわり処」を再開するなど、お客様が安全に食事をしていただける環境づくりを推進してまいります。
また、クルーの採用や育成に注力し従業員満足度向上を図ることにより店舗の販売力を強化するとともに、新規厨房機器やシステムへの投資を積極的に推進することで店舗オペレーションを改善し、店舗販売力を強化してまいります。さらに、「ほっともっと」では、デリバリーサービス導入店舗の拡大やおまとめ注文への対応強化、キャッシュレス決済の導入を進めるなど多様化するニーズに対応することでお客様の満足度向上に努めてまいります。
新規出店につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による事業環境の変化に伴い、出店戦略を変更いたします。国内におきましては、「ほっともっとグリル」の出店推進によって中食・テイクアウト市場での成長を目指し、出店数20店舗を計画すると同時にフランチャイズ展開も推進してまいります。また、海外におきましては、前述の影響により当面は既存店の収益回復に注力するため、出店数1店舗を計画しております。
また、当社グループ工場におきましては、製造商材数や製造量が着実に増加するなど、安定的に稼働しております。内製化商材を活用したキャンペーンの実施など、商材原価低減による更なる収益性の向上にむけて、当社グループ工場の積極的な活用による稼働率の向上及び安定稼働を目指してまいります。
なお、海外事業につきましては、既存店の収益回復に注力するとともに、持ち帰り弁当事業のノウハウを活用し、テイクアウト・デリバリー特化型ビジネスモデルの確立を目指してまいります。

配当金について

当社は、年間配当60円または、年間配当性向50%(連結ベースでの1株当たり当期純利益)を達成する金額のいずれか高い額をお支払することを、配当の基本方針としております。これに基づき、前期2020年2月期の配当金は、1株当たり60円(内、中間配当金30円)とさせていただきました。
今期2021年2月期は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を大きく受けたことによって、通期の連結業績予想は減収減益を見込んでおります。このような事業環境の中で、当社といたしましては、変化に対応しながら収益回復と企業価値向上を実現するための安定した資金確保を行い財務基盤の安定化を図ることが急務であると認識しております。
つきましては、配当に関する基本方針は現段階で変更しておりませんが、2021年2月期第2四半期末の配当は、誠に遺憾ではございますが、無配とさせていただきます。また、期末の配当は、今後の新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い状況が悪化することも懸念され不確実性が高いため、現時点では未定とさせていただきます。

株主の皆様には、引き続きご理解とご支援を賜りますようお願い申しあげます。

株式会社プレナス

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